悪意のあるプログラムの総称を「マルウェア」といい、ウイルスはその一種です。 ウイルスやマルウェアと聞くと、よくわからない理由でいつのまにか感染するものというイメージがあるかもしれません。多くの場合、巧みな手口で「クリックさせる」「ダウンロードさせる」ように誘導された結果、感染してしまいます。

変わらないマルウェアの弱点と進化する手法

かつては個人のいたずら目的が中心でしたが、現在は犯罪グループがビジネスとして運用し、身代金の要求や情報の売買で収益を上げています。

マルウェアには変わらない弱点があります。多くの場合、利用者が何かを実行しなければ感染しません。そのため攻撃者は、年々巧妙になる手口で「気づく前に実行させる」ことを狙っています。実在する企業を装ったメール、本物そっくりの偽のダウンロードページ、無料ソフトへの同梱などがその代表例です。

知っておきたいマルウェアの主な種類

1. ランサムウェア

パソコンの中のファイルを暗号化し、元に戻すことと引き換えに金銭を要求します。ランサムは英語で「身代金」の意味です。病院など大きな機関や、個人も標的になっており、バックアップがなければデータが戻らないこともあります。

2. スパイウェア

利用者に気づかれないまま、パスワードやクレジットカード情報、閲覧履歴などを収集して外部に送信します。デバイスが普通に使えているように見えても、気づかないまま情報が流出し続けることがあります。

3. アドウェア

大量の広告を強制的に表示させるプログラムです。無料のソフトに同梱されていることが多く、インストールした覚えがないのに広告が増えた場合、アドウェアが原因の可能性があります。直接的な被害は少ないものの、より悪性のマルウェアを侵入させる入り口になることがあります。

4. トロイの木馬

正規のソフトやファイルに見せかけてユーザ自身にインストールさせることで侵入します。感染すると、パスワードの窃取や外部からの不正操作など、攻撃者にパソコンを悪用される状態になります。

マルウェアから身を守るための3つの習慣

メールや広告から誘導されたサイトではダウンロードしないでください。アプリのインストールは公式サイトやストアからに限定する習慣をつけましょう。

マルウェアの特性を知り、対策を習慣化しましょう

「実行しなければ感染しない」が原則である以上、攻撃者は必ず利用者を動かそうとします。不審なメール、急かす警告画面、無料のソフト。違和感を覚えたら手を止める習慣が、まずは重要です。